輪がつながるってどういうこと?
2024年度1次隊のOさんが任国について3ヶ月後に、宮崎の大学生Kさんに説明会をしてくれました。これが、2024年10月のお話。

その1年後の2025年11月、Kさんは見事試験に合格し協力隊訓練生となり、二本松訓練所から宮崎の大学生Aさんに説明会をしてくれました。
それがサムネイルの写真です。

そして、先日Aさんから大学の留学生支援イベントを開催するから遊びに来ないかとお誘いをもらい行ってきました。
留学生支援イベントのリーダーから、協力隊OVの招待や、活動の報告会をして欲しいとご要望をいただきました。

なんとなく、活動の輪がつながりはじめたな、と手応えを感じた今日この頃
です。
説明会の内容要約
メインテーマが「協力隊の応募に関する情報」でした。
Kさんがどのような手順で応募し合格したかを詳しく教えてもらいました。
一次試験である志望動機の書き方から、二次試験の個人面接・技術試験の準備方法など。
秀逸だったのが、AIを活用した自己分析でした。
志望動機に自己分析を書きます。
ひたすらJICA関連の情報や、自分がトライしたい派遣要請の情報を集めて、整理します。(外部分析)
そこに、自分の性格や得意・不得意を作り上げます。(内部分析)
これらをAIに読み込ませることで、強みと機会の組み合わせで貢献できること、弱みと脅威の組み合わせで回避すべきこと、などが見えてきます。
特にKさんは、自分が苦手なこと弱みをどのように克服していくかをしっかりと落とし込んだようです。
理由は、海外という異国地ので起こることに対して、対策を講じることが大事だと感じたから。
そして、二次試験の面接でもAIは活躍します。
・面接の質問内容をAIに予測してもらう
・オンライン面接のコツを教えてもらう
・音声機能で実際に面接官になってらもう
(ここまでAIをつかえるって最近の大学生のAIリテラシーの高さが伺えます)
10の準備に対して2・3くらいしか使わなかった印象ですが、きっとその準備した余裕から合格に至ったように思います。
私の主観ですが、面接官は、
・論理的な思考ができるか人物か
・自分が得たい結果のために、最大限の努力をできる人物か
・自分の言葉として、その回答を発しているのか
などを見ているような気がします。
Kさんの準備こそ、得たい未来に対しての最大限の努力な気がします。
訓練生活について
説明会の後半では、訓練所での仲間との関係性や語学練習、生活など教えてもらいました。
充実した訓練生活を送っているようで聴いている僕もワクワクしてしまいました。
焦ってはいけない。果樹園のように粛々と
輪がつながりはじめたと言っても、まだ満2年も経っていません。
私が知っている各都道府県のOV会は10年単位で活動している先輩たちで溢れています。
OV会の役割って現役隊員や帰国隊員のサポートもありますが、帰国して何十年経っている先輩たちとの交流もあります。
やりたいことはいっぱいありますが、仕事や家庭・プライベートなどもやりたいことで盛りだくさんです。
リンゴの木を育てるように、焦らず粛々と活動をしていこうと改めて思いました。
あなたの活動が「動き始めたな」と思う瞬間ってどのような時ですか?
