4月から、2024年度1次隊の奥濱さんの寄稿文を僕のnoteで投稿してきました。本日5回目が最終回です。今後どうするか?という話の時点で、既に奥濱さんは2024年度1次隊/宮崎県同期計7名と一緒に、noteを立ち上げて発信していました!!
miyazaki_2024_1|note JICA海外協力隊 2024-1🇨🇷🇵🇾🇸🇧🇯🇲🇪🇹🇸🇳 世界のあちこちに、宮崎人が飛んでってます。 色んな国の、あたりま note.com
今後は、こちらで奥濱さんや2024年度1次隊/宮崎県メンバーの活動状況をみれますので、応援宜しくお願いします!
異国紀行_Vol.5_寄稿文きっかけ話
ばっだ?(お返事はあるせっり!で)
こんばんは。よしだです。
これを書いている今は6月の中旬。日本では全国的に梅雨入りしたころでしょうか。
セネガルでももうすぐ短い雨季が始まります。
今日、乾季の終わりを告げる大雨が降り渡り、昨日まで砂に足をとられていた道が一瞬で歩きやすくなっております。
寄稿文を書こうと思ったきっかけ
今回で文章を書くのは5回目。いったんここで一区切りにしようと思います。
ここでは、寄稿文を書こうと思ったきっかけを残しておこうと思います。

現在、私がセネガルに来てから10カ月が経過しました。もうすぐでセネガル歴1年です。
10カ月、生命が誕生するくらい長い期間ですが、毎日があっという間で。
本当に目まぐるしく過ぎていきます。
報告書にかけるほどちゃんとした仕事はしてないけど、セネガル人と会って、町を歩いてお話している内に、いつの間にか夕方になっているんです。

そんな中で、自分の感情もジェットコースターのように上下します。
昨日まで楽しくて大笑いしていたのに、今日は落ち込んで一歩も外に出れなかったりとか。
日本とは違う国に住むとは、自分とは違う常識の中で暮らすことです。
自分でも気づかないくらい無意識の「当たり前」を、日々生活していく中でつきつけられます。

そして否定される。言った相手には悪気はないものの、はっきりと違う、おかしいと言われる。周りの笑いのネタにもされる。
それが毎日続いて。溜まりにたまった時に感情が爆発します。
近所の子供たちに遠くから中国人~!と叫ばれたり、お金ちょうだいって言われるとか。
その辺にぽいぽいゴミを捨てたりとか。初対面で結婚しているかどうか聞かれるとか。
会話の中ではっきり「バーホル!(良くない)」と言われるとか。
人に会うのが怖くて引きこもった時期
日本で考えたらありえない事が日常の中に入ってきて、
言われる度に、なんでそんな事を言うに至ったのかを考えていました。
中国人と叫ぶのは嫌!と伝えているのになぜ辞めないの?
なぜ知らない人の家をガンガンたたけるの?
私を見かけた途端に手を出してお金を要求するのは何故???
何故、家族構成を伝えただけで笑われないといけないの?なぜ?なぜ?
人間、理解できない事が続くと自分に非があると感じるのか、しばらく鬱々してもいました。
青年海外協力隊は、国際協力の中でも特に地域に根付いた活動ができる制度です。
地域に密着しないと活動も進めない中、人に会うのが怖くて引きこもった時期もあります。

そして、不思議なことに。
時間が経過すると、いつの間にかそれに慣れちゃうんです。
ほんの数日前まで鬱々していたできごとが、ある日スッと受け入れられるようになる。
そして、悩んだこともいつの間にか忘れちゃうんです。
それってちょっと怖いなとも思いました。
自分の感情を、ちゃんと残しておきたい
自分の感情を、ちゃんと残しておきたいなと思って。
それで寄稿文をかきたいなと思ったんです。
書くことで、自分の感情にしおりをつけておきたい。
勿論、これを書くことで、セネガルって何?JICAって何?と思ってる人に少しでも興味の種を配れたら大成功です。
それと共に、自分の中でこんな事を考えていた、証拠も残しておきたいなと思っています。
今、セネガル、リンゲールに住んでいる私にしか出てこない感情を、そのまま残せておこう。
自分自身、来年の今頃は宮崎に帰っているでしょう。
その時読み返して「うわ~青いな~」って笑って話せるくらい、自分自身も成長できていたら嬉しいです。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
ハーゴンゴル!(また今度)

この記事を書いた人
氏名:奥濱恵理苗 派遣国:セネガル 職種:獣医衛生
https://www.instagram.com/yoshidaaaaa0831/