2025年秋募集がはじまります。2025年9月12日(金)から10月14日(火)
詳しくはこちらから
宮崎県では、2025年9月20日(土)14:00~16:00、
ATOMica宮崎 オープンスペース 地図はこちら
もしこの記事を見た人が参加してたら、声掛けてくださいね!
OVとして募集説明会には極力参加させてもらっています。JICA海外協力隊に参加を検討している方には、募集説明会の参加もオススメです。その理由も書いていきます。
ただ、私が合格したのは2009年のことになるので今と選考方法などは違うと思います。参考程度にしてください。
動機は不純
先に正直に告白します。
なぜ、JICA海外協力隊に応募したのか?
「渡航費ゼロ円、仕事と住居を用意してくれて海外生活をチャレンジできるから」です。
海外旅行して思うのは、3日もすれば海外は飽きます。仕事がないとつまならいのです。だからワーキングホリデーでも良かったのですが、JICA海外協力隊の方が条件が良かったので選択しました。
もちろん行くからには結果を出したいですし、国際協力にだって興味があります。JICA海外協力隊というと、「途上国の方々の生活を向上したい」という高尚な動機を持っている人もいますが、蓋を開けてみると、
「好奇心を満たしたい」という抽象的な動機に集約できた気がします。
あっ、この動機というものは、受かる前・受かった後で、かなり変わります。
変わっていいものです。
必ず聞かれる質問が、
「なぜ、2年間も途上国に行くの?」です。
私は、高尚な動機を伝えて自己満足に浸っていたこともあります。
最終的に、「好奇心を満たしたいから」と答えるようになりました。
書きながら思うことは、この「好奇心を満たしたい」気持ちが続いているから帰国後も、青年海外協力隊文脈の活動を粛々と続けているのだと思います。
動機に正解はないと思います。自分の本音と向き合いましょう。
不合格とあきらめ
初めて2007年の秋募集でJICA海外協力隊に応募しました。
1次の書類選考で敗退。
原因はわかっています。
一気に書き上げた小論文の字が汚いからです。(当時手書き)
読まれなかった字を書いて提出しました。
これは、合格してわかったことです。試験管が研修担当をしてくださったので、質問し、
「字が汚いのはそもそも読まないよ。どんなにいいこと書いてても読むの大変じゃん」このように教えてくださいました。
正直、一発合格する根拠のない自信があった私は、不合格からすぐにあきらめモードに。
「いや別に、そんなに行きたくなかったし。ちゃんと勉強しなかったのが原因なだけだよ。がんばってまで行かなくていいっしょ」など、自分に言い訳をしまくって再トライをしませんでした。
次の2008年春募集は見て見ぬふりをし、楽しい日常生活を満喫していました。
確か、昼間めちゃくちゃ働いて、週4日で飲み歩いての繰り返しだったと思います。燃費の悪いアメ車のように元気よく生きていました。
「俺の人生、これでいいんだ」と、大好きな女性に振られた自分を慰めるように、逃げていた気がします。
あきらめが功を奏す
JICA海外協力隊を忘れて日常を過ごすと言えど、なぜか忘れることができませんでした。気になって気になってしょうがないのです。
「自分の人生でこんなに、気になることってあったっけ??」と自問自答。
周りの流れでとりあえず大学に入り、新卒で就職した自分は、人生でこれといって何かを目指したことがありませんでした。
ふと、
「あれ、もしかして人生ではじめてやりたいことって言えるのが、JICA海外協力隊??」と気づいちゃいました。
そうなんです。
人生で初めてやりたいことが、JICA海外協力隊だったのです。
はじめて描いた夢とも言えます。(小さい頃に、パイロットとかバイキンマンになりたいと思った夢は別として)
そこから、
「夢をあきらめることを、あきらめよう。受かるまで、受け続けよう」と気持ちが切り替わりました。
そこから生活改善です。飲み会は週4日から月1回にしました。
その分、小論文・英語の勉強、体力づくりをはじめました。
婚約中の恋人とも別れ、生活環境を一変しました。
その後の、2008年秋募集に2回目の挑戦をし無事に合格。
2009年3次隊(10月に駒ヶ根訓練所に入所)として派遣準備に入りました。
募集説明会はひとつの転機
基本、人が多く集まる場所が嫌いな私です。
募集説明会は行きたくなかったのですが、1度不合格となったこともあり、情報収集のために参加しました。
全体会のあとに、個別相談がありました。
「1度不合格となりました。受かるコツはありますか?」
面接官から、
「条件が多いところが穴場ですよ」とのこと。
条件とは、
・社会人経験3年以上
・バイク免許必要(2025年の今はバイク隊員いないようですが)
・男性限定(夜這いの文化があるため)
このようなことです。
条件があればあるほど、倍率がさがり受かりやすくなると教えてくださいました。
資格がない私には、有資格者と同じ募集に応募しても受かる可能性が低いのです。それであれば、受かる可能性が高い方を選択したいところ。
つまり、戦略というか、戦い方というか、攻略法があったわけです。
私は、運転免許と社会人経験のみ。
全く武器がありません。
でも、JICA海外協力隊に参加できたのです。
狙う職種は、コミュニティ開発。探せば、青少年活動も。
社会人経験3年以上であれば、新卒の方には応募できないので、ひとつハードルが下がります。
また、バイク免許が必要なことも、取りたがらない人もいるのでハードルが下がります。(私は合格してから二輪免許を取りに行きました。)
そして、最後が男性限定です。2025年春募集をみると、性別限定の募集は見当たりませんでした。
もしかして、そのような過疎地域には隊員は派遣されなくなったのかもしれません。
JICA海外協力隊って男女比が4:6くらいでしょうか?女性がちょっと多いように感じます。
そのため、男性限定の募集は私が合格しやすいわけです。単純に倍率が2倍変わります。
2・3回不合格は当たり前
私の同期で一発合格している人が少なかったような気がします。
そして、第一希望の募集に派遣される人はほぼ皆無。
2次面接で聞かれるのですが、
「希望の募集に受からなくても、派遣されることを希望しますか?」
私は、「はい!」と即答しました。
募集先を選んだ理由を聞かれたので正直に、
「募集説明会で受かりやすいと教わったからです。」と答えて笑いを取りました。ここで、かなりの手応えが。
ってな具合に、募集先に派遣されるとは限りませんし、補欠合格で辞退者を待っている人もいます。JICA海外協力隊は倍率が4倍から10倍とも職種によってはあるようなので、一発合格を狙わずに気長にチャレンジをオススメします。
まとめ
・無資格者は、コミュニティ開発や青少年活動がオススメ
・応募条件が多い方が倍率が下がり受かりやすい
・情報は多めに仕入れる
各都道府県ごとに、JICAデスクというものが設置されています。JICA海外協力隊について詳しく教えてくださるので、活用をオススメします。
募集説明会でお会いしたOVと仲良くなって相談してもらうのもいいでしょうしね。募集説明会に参加するOVってかなり協力的なので多分快諾してくれるかと。
もっと詳しく知りたいなどがありましたら、ぜひコメントください。
なぜ、あなたはJICA海外協力隊にトライしたいと思うのですか?