
税務調査の事前準備について。何を準備しておけば良いの?
今回は本業を記事にします。
私は会計事務所に勤務しています。
友人から一番質問される、マルサの女で皆さんもご存知「税務調査」。
今回はその税務調査の前の事前準備資料について書きたいと思います。
※所轄税務署によって違いますのでご注意ください。
税務調査 約3日 9時半から16時頃まで
訪問人数 1人
普通はマルサの女のように大人数で来るようなことはありませんw
用意しておく資料
議事録綴り・・・各事業年度の定例会株主総会議事録
(役員報酬増減時の「臨時株主総会含む」)
契約書綴り・・・賃貸契約書など
原資記録
(一般的に3期分ですが、調査の際に税務署から「〇期分準備してください」と依頼がありますので、ご確認ください。)
領収書・・・月ごとにスクラップブックに張り付ける。また後追いできるよう証憑番号も記載する
請求書・・・自社発行の請求書、他社発行の請求書(取引先別管理が望ましい)
納品書・・・自社他社共に発行しているもの
上記資料を事業年度毎に段ボールに保管する。
調査の内容はお客様の取引の概要を説明するのかで、どのような資料が作成されて、証拠資料となっているかを説明する際に使われます。
調査を行う流れで事業年度毎に上記資料を確認するので、事業年度が混在していると探すのが大変です。
汗まみれになりながら、たった1枚の請求書を段ボールをひっくり返して探している時間は
「こんなことに命を使っているのか・・・」と凹んできます。
大切なことは日々整然と保管することだと痛感しています。
資料の保管方法を学ぶと同時に、パソコンでのデータ保管と一緒だなと思いました。
一般的にデスクワークでは「10秒以内に必要な資料を取り出せること」といわれます。
紙でもデータでも整理整頓がいつもできているようにしたいものです。
今回は税務調査の事前準備資料について記事にしました。
トモに笑い、トモに歩む。いまが未來。
いのくち ゆうすけ