
ネタばれです。芥川賞「コンビニ人間」の感想文。
今日はいま話題の芥川賞作品の感想文を書きたいと思います。
まだ読んでいない方には読まないでもらいたいです。
(先入観がついてしまうと面白さが半減します。)
私がこの本に別のタイトルをつけるなら
『コンビニのプロフェッショナルから学ぶ ~天職と孤独とコンビニ~』
です。
プロであり続けるために、人に媚びない生き方を選んだ女性。だからこそ彼女は孤独を選んだことに、孤高・崇高な気高さを感じました。
出勤の前の日は仕事に備えて、早めの夕食と就寝。
見知らぬコンビニに行った時に、「コンビニが泣いている」と言わんばかりに、コンビニの声を訊けてしまい、気づいたら棚の整理を身体が勝手にしている姿などにはプロフェッショナルを感じました。
この感想を感じながら自分もどこかに、主人公と自分を重ねています。
「こんなことを言ったりしたら周りから変に思われるかも・・・」
そんな彼女が世間の目を気にしながらも、自分を貫く姿に共感を持てました。
来月にこの本の読書会があります。
様々な年代・職業の方が出席する予定なので、皆さんの感想を訊けるのを
楽しみです。
みなさんは最近どんな小説を読みましたか?
トモに笑い、トモに歩む。いまが未來。
いのくち ゆうすけ
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